スペルト小麦

未来を救うスーパーフード、古代麦『ディンケル小麦』 日本ではほとんど知られていないディンケル小麦ですが、EU先進国ドイツでは、日常的にレギュラー商品として並ぶディンケル商品の数々。
そして実は、それらは日本人にもとても馴染みやすい食べ物だったんです。
そんなディンケルを見ていきましょう。

ディンケル小麦を知ろう

  1. 「ディンケル小麦」ってなに?
  2. 「ディンケル小麦」の栄養価
  3. 「ディンケル小麦」を使ったフード
  4. 「ディンケル小麦」の簡単レシピ

「ディンケル小麦」ってなに?

昨今、世界の健康食材として注目されるようディンケル小麦。さてディンケル小麦とは何でしょう?
一般に英語でスペルトspelt]、イタリア語でファッロ[Farro]、ドイツ語でディンケル[Dinkel]

  • 英語 スペルト [spelt]
  • イタリア語 ファッロ [Farro]
  • ドイツ語 ディンケル [Dinkel]



そもそも小麦の歴史は古く、その起源紀元前1万年前とも言われ、人々は品種改良や農薬を駆使し、農作で試行錯誤を重ね、現代社会で最もよく知られている白い小麦粉が広く流通するようになりました。
ですが、その品種改良などによって失われた小麦本来の特性を、ディンケル小麦はそ変わらず持ち続けているのです。
例えば、ディンケル小麦は、その穂は背が高く、硬い殻で害虫の被害を自然に防ぎ、水害やカビの侵入なども防ぎます。しかし、その硬い殻の脱穀は“農家泣かせ“、作られるパンは硬く茶色いものでした。
そのため、大衆受けする大量生産•安定供給には不向きで、だんだん人々の食卓には白い小麦でできた食べ物が並ぶようになりました。

品種改良農薬脱穀できる粉の色
ディンケル小麦少ない少ない難しい茶色
ふつうの小麦多い多い易しい白い
一般的な小麦より大きく硬いディンケル麦穂

そして人々は、品種改良を重ね、精製を繰り返し、白く柔らかなパンが作りやすい小麦を生み出していきました。そのため、一時期ディンケル小麦の生産•消費量は減りましたが、エコロジー意識が高まる昨今、その栄養価の高さ、生産時からのエコ安全性、精製•加工方法の多様性によって、美味しく手軽に食べられる「スーパーフード」として、再着目されるようになってきています。

「ディンケル小麦」の栄養価

小麦の栄養価は一般的な小麦より高く、現代人に必要な栄養素をバランス良く蓄えた穀物といえます。それはなぜか?その一つひとつをみていきましょう。

1️⃣小麦のタンパク質の質は育つ環境が大きく影響していると言われています。その点、農薬や化学薬品を多く使わなくてもいいディンケル小麦は、良質なアミノ酸を持っています。そのため、食しても小麦アレルギー、喘息、小麦過敏症の発症率が低いと言われており、これはそれらを引き起こすタンパク質のひとつω-グリアジンが一般的な小麦より無〜大幅に不足しているためと言われています。つまり健康的で自然なバランスのタンパク質を豊富に含んでおり、消化しやすいと言われています。

2️⃣ディンケル小麦で最も有能な栄養素が、そのミネラルです。白米にはほとんど含まれていないマグネシウムや鉄は普通の小麦の1.3〜1.4倍。しかしナトリウムは少なく、カリウムが一般的な小麦の1.3倍と多いので、むくみや高血圧予防に有効です。またビタミンB群、亜鉛、銅など多くの希少元素も含まれています。近代の食生活で精製された白米や白いパンを食べることが多くなり、慢性的なマグネシウム不足、ミネラル不足と言われている現代人に、うってつけの食品と言えます。

3️⃣穀物というと、炭水化物(糖質)のイメージが先立ちますよね。もちろん、ディンケル小麦の主成分は炭水化物ですが、それは一般的な小麦に比べて少なめです。かつ品種改良され続けた一般的な小麦のデンプンとは遺伝子構造がちがい、ゆっくりと分解されるため、血糖値が急激な上昇を抑えられる、低GI小麦といえます。また豊富な食物繊維から、便秘に効果があり、腸にやさしい、高タンパク低糖質食品といえます。

4️⃣現代人は、クリーンで白く柔らかいパンを求め、純白でもなく加工もしにくいディンケル小麦は一時その消費量は減りました。しかし昨今のエコロジー意識が高まりから、ディンケル小麦の高い栄養価と有機栽培に最注目されるようになったのです。最近では加工技術の発達と食品の多様性から、ミューズリースナック、シリアル、柔らかいパン、スパゲッティ、またその安全性から超初期の離乳食まで、様々な加工食品が展開されるようになりました。またその風味にはナッツのようなこくがあり、そのフレークから作られるお雑炊は香ばしく、日本人向きのお手軽朝食となります。


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